バッテリーを長持ちさせよう!スマホ充電の正しい習慣
スマホのバッテリー、気になりますよね?「バッテリー残量が20%以下になったら」充電する人が最も多いというアンケート結果があります。この習慣と「毎日充電」「バッテリー寿命500回の充電サイクル」という条件で計算してみると、バッテリー寿命は約625日(約1年8ヶ月)という結果に。 一方、内閣府の令和5年3月消費動向調査では、スマホの平均使用年数は4.4年。本体はまだ使えるのに、バッテリーだけが先に寿命を迎えてしまう可能性が高いのです。スマホを長く快適に使うためには、バッテリーをいたわる使い方が重要です。そのための「してはいけない5つの習慣」をまとめました。
バッテリー寿命を縮める!避けたい5つの習慣
- 充電しながらアプリを使用する(「ながら充電」)
- 理由1: 熱による劣化: リチウムイオンバッテリーは熱に弱い特性があります。アプリ使用、特に動画視聴やゲームなどはCPUに負荷をかけ、本体が発熱します。充電自体も熱を伴うため、この状態が重なるとバッテリー温度が上昇し(例えば報告にある45℃など)、劣化が加速します。
- 理由2: 充電サイクルの加速: 充電しながら使うと、「少し減る→少し充電する」を頻繁に繰り返す状態になりがちです。この細切れの充電が積み重なると、充電サイクルのカウントが通常よりも早く進み、寿命を縮めてしまいます。
- 対策: 充電中はなるべくスマホを操作せず、休ませましょう。バッテリーにも目にも優しい習慣です。
- 100%までフル充電する
- 理由: プラス電極への負荷: フル充電状態(100%)では、バッテリー内部のプラス電極に大きな負荷がかかっている状態が続きます。リチウムイオンバッテリーは自己放電が少ないため、この高負荷状態が長時間持続してしまい、劣化を促進します。
- 対策: 日常的に使用する場合は、充電を80%程度で止める習慣がおすすめです。負荷を軽減し、長期的な劣化を抑えられます。
- バッテリー残量を0%まで使い切る
- 理由: マイナス電極への負荷と変質リスク: 完全放電状態(0%)は、フル充電の逆でマイナス電極に過度な負荷がかかります。さらに、エネルギーを蓄える部分が変質してしまい、十分な充電ができなくなるリスクもあります。
- 対策: ニッケル水素電池とは異なり、リチウムイオンバッテリーは20%を切る前に充電するのがベストです。長期保存する際も、適度な充電状態(約50%)を保ちましょう。
- 充電器をつなぎっぱなしにする(過充電状態)
- 理由1: プラス電極への長時間負荷: フル充電後も充電器に接続し続けると、前述したプラス電極への負荷状態が長時間継続し、劣化を早めます。
- 理由2: 細切れ充電の可能性: 満充電後も接続していると、自然放電でわずかに減った分を常に補おうとする「細切れ充電」が繰り返され、充電サイクルが無駄にカウントされる可能性があります。
- 対策: 充電が完了したら、なるべく早く充電器から外しましょう。特に就寝中の充電は要注意です。
- 純正品以外の充電器で充電する
- 理由: 規格不適合による劣化リスク: 安価な非純正充電器の中には、スマホやバッテリーの規格に適合しておらず、不適切な電圧や電流を流してしまうものがあります。これはバッテリーに大きな負担をかけ、寿命を著しく縮める原因になります。
- 対策: 充電は必ず純正品の充電器とケーブルを使用しましょう。規格が保証されており、安心して使用できます。
スマホは私たちの生活に欠かせないツールです。そのバッテリー寿命は、使い方次第で大きく変わります。特に「ながら充電」「フル充電」「0%放置」「充電しっぱなし」は日常的になりがちな習慣です。少し意識を変えて、80%程度で充電を切り上げ、20%を切る前に充電し、充電中はスマホを休ませる。これだけでもバッテリーの健康状態は大きく改善され、平均使用年数である4年以上、快適に使い続ける助けとなるはずです。今日からできるバッテリーケア、ぜひ実践してみてください。
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